モンゴル出張と“VIVANT”の偶然
少し前「VIVANT」の話をしたんですけど、実はあの後モンゴル出張があって。出張もあるので観ておかないとダメだろうと観たんですよ。ドラマの中で使われていたホテルが、まさに私がいつも泊まっているホテルだったんです「あ、ここ泊まってるとこだ」って。
最初のシーン、まだ堺雅人さんの正体がバレてないときのホテルですね。銀行のシーンに使われてた建物もウランバートル市内にあって、まさに“聖地巡礼”してるような気分でした。
ジャパンジョブフェア2025に参加
出張の目的は、経済産業省が主催でパソナが運営する「Japan Job Fair2025」というイベントへの参加でした。JICA運営の日本センターが会場で、現地学生と日本企業が直接出会うイベントです。
参加企業は全15社。全日空さんや吉野家さん、ロピアさん、情報通信系の大手企業などが並ぶ中に岡田電気工事が混ざっていたんですよ。正直、なんで選ばれたのか分かりません(笑)でも建設業はほとんどいなかったので、ありがたかったです。
モンゴルの学生たちとの出会い
フェア前日に現地大学を2校ほど視察しました。学生がどんな勉強をしていて、日本へのインターン経験や卒業したら日本で働きたいか。日本語って難しい言語じゃないですか?それをどうやって習得したかなどディスカッションし大学を紹介して貰いました。
フェア当日は200〜300人くらい来場してくれたそうです。全日空さんのブースなんかは行列ができていて、うちは20〜25人くらい来てくれました。通訳をお願いして、モンゴル語しか話せない学生ともちゃんと話ができました。
“現地のリアル”を知る機会に
今回行って良かったのは、現地の学校や学生のリアルがわかったことです。前回はアポなし突撃訪問だったので(笑)
今回はちゃんと準備してもらって、向こうも資料を用意してくれていました。優秀な学生さんは早くから企業に声をかけられていて、日本で言うと工業高校など専門学校生が人気っていう感じに近いですね。
モンゴルも同じ流れが起きている印象でした。まだ人口も少ない国ですが、いよいよ日本企業が本格的に人材確保に動き出してるなと感じました。
海外人材への向き合い方
今回のイベントは“高度人材”を対象にしたものでしたが、正直うちの仕事でそこまでの高度スキルは必要ないんです。ただ、優秀な学生さんと直接会って話せたのは大きな経験でした。
将来的には海外の仲間とも一緒に働くような展開もあるかもしれません。ひょっとしたら向こうに進出する可能性もあるかも…なんて妄想もしています(笑)
モンゴルの方が気温が低いのに“東京のほうが寒い”話
今回でモンゴルは3回目でした。行った日はちょうど雪が降っていて、気温差が日本と20度くらいあったんです。覚悟して最強の冬服を持っていきましたけど、意外と大丈夫でした。というのも、現地の方が「日本のほうが寒く感じる」って言ってて。
これ、北海道の人もよく言うらしいんです。東京のほうが“寒く”感じるんですよ。モンゴルは風が少なく乾燥しているから、寒いというより“痛い”。北海道の人が言う「冷蔵庫の中の寒さ」まさにそれでした。
建物の中は“もわっと暑い”
モンゴルの建物は寒さ対策がしっかりしていて、セントラルヒーティングで全体が暖かいんです。入ると“もわっと”している。だから外の移動は寒いけど、中は快適。
東京の冬みたいに「どこに行っても寒い」ってことはないですね。東京は建物の中も外も冷えるから、ずっと寒い印象があります。モンゴルはその点、外は凄く寒いけど建物の中は暖かいので底冷えしないんですね。
出張中はハードスケジュール
向こうでは毎回かなり疲れます。移動だけでも大変なんですよ。朝7時に朝食、8時には活動開始。夜は渋滞がすごくて、鉄道が東西に1本しかなく、地下鉄もないから全部車移動。食事も1時間では終わらないし、帰るのはいつも夜10時くらいでした。
観光なんてしてる時間もなくて、ほぼ仕事です。前回も今回も、現地の人と真剣に話して、資料を確認して、成果を持ち帰る。だから「また社長がモンゴル行ってる」って思われるかもしれないですけどちゃんと仕事してるんです。
それでは今週もご安全に。