ラジオ冒頭の挨拶にクレームが…
先週の挨拶でちょっとテンション上げすぎてしまって、ヘビーリスナーの方からクレームをいただいたんですよ。「あれは猪木じゃない」「アクセントが違う」と(笑)
最近、いろんなところで「ラジオ聞いてますよ」って声をかけていただくことも増えて、よりしっかりやらなきゃなという気持ちです。原点に返って楽しく情報を届けていきたいです。
設計職に物申す!
ある建物で設計さんとやり取りしていて、照明の明るさとか、空調や換気の容量とか机上の計算で決めるものがあるんですが、現場目線で見たときにエアコンの容量がどう考えても足りないと思ったんですよ。
面積に対しても絶対足りてないし、夏も冬もエアコン効かないと何度も伝えたんです。でも設計事務所さんは計算上「これで大丈夫」と。何度も足を運んで確認して、メーカーにも聞いたんですけど…そのまま施工になっちゃって。
現場の声を大事にしてほしい
設計さんは断熱性能とか考慮して、計算上の数値で足りると判断してたんですが、実際は全然エアコンが効かない。東京でも35度超える日があって、現場から「だから言ったじゃん」って声が上がりました。
設計さんも勉強してきていると思うし実績もあると思うけど、計算だけじゃうまくいかないことって絶対あって、現場の意見や職人の肌感覚のような、計算で説明できないところが本当に重要だし、大事にしてほしいなって思いますね。
人や環境によって答えは変わる
実際、建物が運営されると日当たりや機械の数、使う人数なんかで状況はガラッと変わりますよね。計算で出してもその通りにならないことが多いんですよ。予定していた機械の容量だと足りないとか、明るさが足りないとか。
照度計算も難しくて、私たちの世代には明るく感じても年配の方には暗く感じたりする。だから私たちも提案する時は少し余裕をもたせて設計するようにしてるんです。
”人間ドラマ”を設計要素に含める
私たちは電気の容量も計算して、電力会社と契約するワット数を提案するんですが、実際使ってみると「思ったより使ってないな」ってこともあるんです。
例えば住宅で60Aで契約を提案して、実際は50Aしか使ってないとかなら許容範囲なんですけど、それが40Aとか半分しか使ってないよねとならないように提案している。
使い方にもよるので一概には言えませんが、計算で出てくる数字と、その建物で何が行われるかといった”人間ドラマ”を設計要素に含めないと良い建物はできないんだなと思いました。
必要だった”エアコンの容量と台数”
例えば1つの建物で1台の強力なエアコンで済む場合もあるんです。でも今回は小型のルームエアコン2台だけだったんです。これじゃ明らかに容量や台数が足りない。
私の感覚では3倍は必要だったと思いますし、空調業者の方は「4〜5倍足りない」って言ってたくらい。窓も全面ガラス貼りで、スモークがかかっていても全然エアコンが効かない。
一刻も早く改善したいが…
お客さんが可哀想ですよね。一刻も早く対処してあげたいけど、その間に設計事務所が入ってるんで、私たちとしても設計事務所に対して「だから言ったじゃん」って思いはあります。
でもそこは飲み込んで、今はお客さんにとってベストな状態にするために動いてます。ただこの時期はエアコン工事ってどこも忙しいんで、すぐには対応できないのが辛いところですね。
自社施工での嬉しい成果
一方で自社施工した別の現場ではすごく嬉しいことがありました。今週、自主検査で広めの介護施設に行ったんですが、うちの社員がやってくれた仕事の品質がすごく高くて、内装とか建築側とも打ち合わせができているし、機械の容量とか電路設計の部分も考えられている。
さらに分電盤の中の電線がピシッと整ってて、同業者の私でも「どうやってやるんだろう?」ってレベル。あれはもう職人の腕が光ってるって感じで感動しました。「こんなに技術力があるんだ!」「お客さんにもちゃんとした建物を引き渡せる」と感じられて本当に嬉しかったですね。
隠れる部分にも手を抜かない
電気工事って天井の中とか壁の裏とか、完成後は見えなくなる部分が多いんです。だからこそ、そこをどれだけ丁寧にできているかって大事なんですよね。
私も工事中に現場を見に行ってましたけど、隠蔽部も本当に綺麗に仕上げてくれていました。「隠れちゃうからいいや」じゃなくて、ちゃんとやる。その姿勢が品質につながるし、お客さんに安心してもらえると思うんです。
社長として“見る”立場での喜び
私自身、以前はプレイヤーとして現場に出ることが多かったし、自分で成果を出すマインドだったんですけど、今は“見る”立場になって評価する側になりました。
そうすると社員の頑張りや成果をほめて、ちゃんと評価してあげられる。それがまたモチベーションにもなるし、会社全体にいい影響が出てくるんですよね。自分が手を動かすわけじゃなくても、今のポジションだからこそできることがあるって改めて感じました。
それでは皆さん今週もご安全に。