ホームページリニューアルの狙い

採用に関していろいろ広げていきたいと考えていて、まずはホームページのリニューアルから行いました。

リニューアルの目的は数よりも質の良い人を採用していきたいと思っていて、うちの会社をあまり知らない方ではなく、会社のことをちゃんと知った上で「どういう人たちと一緒に働くのか」がイメージできる方と繋がっていけたらという気持ちです。

社員と一緒にコンテンツ作り

今後も社員の皆さんと一緒に楽しんでコンテンツ作りをしていきたいですし、実際にスタートできたのはすごくありがたいことです。

リクライブの皆様に本当に協力していただいて、成果物が上がってくると「こんな感じなんだ!」とか、ビリビリでんき図鑑のように楽しく編集されたものがアップされていくと「なんかこれいいな!」って思えました。
今後も続けていきたいし、ぜひ全員に出てほしいですね!

海外人材の可能性と壁

いま国内の採用に手詰まりを感じていて、海外の求人市場に目を向ける必要があるなと思っています。

うちには韓国籍の方が1名働いていて、すごく真面目で周りからも好印象を持たれています。そのおかげで海外の人材にもいい方がいるなという実感を持てました。ただ、日本国内で海外の人が働くにはやっぱりまだまだ壁があるとも感じています。

特定技能ビザの壁

私たちの電気工事という職種で海外人材に来てもらうには「特定技能1号」というビザが必要です。

このビザだと電気工事の作業はできますが、費用がかかってしまうのとビザの期間が5年しかなくて、5年経ったら基本帰国しなきゃいけないのが現実です。日本にずっといたい人にとってはかなり厳しい制度じゃないかなと思いました。

特定技能2号のハードル

もし5年経ったあとも日本にいたいなら、特定技能2号のビザに切り替えないといけないんですが、これがまたハードル高いんですよ。

日本語能力に加えて、電気工事士とは別の高レベルな試験に受からないといけないんです。合格率も低いみたいで、それも5年のうちに受からないといけない。ほんの一握りで、なかなか現実的じゃないなって思いました。

技人国ビザという選択肢

永く日本に住みたい人には、「技術・人文知識・国際業務」っていうビザ、略して技人国というものがあります。ただしこのビザだと現場作業ができないんです。

設計や施工管理など、事務系や現場事務所で図面作成などの職種に限られます。だから、このビザを持っている方を呼ぶ場合はそういったポジションに当てはめる必要があるんです。

技人国ビザ取得の条件

技人国ビザを取得するには、その人がうちの会社に必要だと証明する書類が必要になります。さらに、電気工事に関する内容を学んだ学校を卒業していることが条件で、大学卒業者が一番スムーズにビザが取れるみたいです。専門学校卒だと難しい場合もあるようです。

ハードルは高いんですが、永住したい方は永くいられるし、こちらとしても長く働いてもらえるので、お互い技人国のビザを取りたいねって。

海外人材と国の制度のギャップ

今まではベトナムとかから結構受け入れていましたよね。国の制度が緩かったこともあって技能実習生をどんどん受け入れていたんですけど、
逃げちゃったとか、どに行ったかわからないとか、地域の秩序を乱し始めたとか、いろいろ問題があって、
受け入れをセーブしましょうというか、ちゃんとしましょうという動きになって、ビザに関してだいぶ厳しくなりました。

制度と現場の板挟み

中小企業としては、国内での採用がうまくいかず、人手も減っている中で、海外人材に頼りたいというのが本音です。けれど、国の制度は厳しくなっていて、受け入れの基準をどう定めていくかが難しい。

迎えたい人と迎えたくない人、両方の意見がある中で、そのバランスは本当に難しいですね。

日本に来たくなる国であるために

一部では「優秀な人を日本に呼び込もう」という動きも始まっているようですが、正直なところ、今の日本にそういう人たちが来たいと思うのか疑問です。

賃金もアジア諸国から見ても逆転してしまっていますし。まず日本自身がちゃんとしなきゃいけないと本当に思います。

日本人の流出と歯止め

優秀な日本人がどんどん海外に流出してしまっている現状を考えると、そこに歯止めをかけることが必要です。

日本がしっかりしていれば、海外からの人材も安心して来られるし、その上で受け入れていきましょうという方針ならわかりますが、でも今は方針が曖昧で、その場しのぎになっているように感じます。

外国人受け入れの慎重さ

日本は安全で暮らしやすい国だからといって、何の対策もなしに海外の人をどんどん受け入れるのは問題です。

不動産だっていろんな国の人に買われたりしているし、水源などの資源も海外資本に渡ってしまっている現実もあります。そんな背景を踏まえると、ただ受け入れればいいという話ではないなと実感しています。

中小企業としての立ち位置

企業単位で見れば、私たちができることをやっていくしかないと思っています。もちろん国としての動きはマクロ的に大事ですが、私たち中小企業としては生き残るために、どうしても海外人材の力も必要になる。

国内の需要に応えていくためにも、商品を提供していくためには、そういった人材の受け入れ体制が重要だと思っています。

教育体制と受け入れの準備

実際、日本の工業規格や技術に基づいてしっかり仕事してもらえるかは、やってみないと分からない部分もあります。だからこそ、受け入れる側の教育体制が必要だと強く感じています。

社員からも「受け入れる体制は本当に大事ですよね」と言われて、「ああ、そうだな」と強く思いました。

それでは皆さん今週もご安全に。