年末年始の納期と挨拶回り
さあ、始まりました。ビリビリでんきショック。皆さん電気足りてますか?
年末って、通常業務の中で「年内に落ち着いて次の年を迎えたい」っていう発注者さんが多いじゃないですか。
だから納期を年末に持ってきたり、準備だけ年内に終わらせて「提出は年明けで」みたいになるので、年末年始って頭が休まらない感じになりますよね。
年始は年始で挨拶回りがあって、私が営業全盛期の頃は、都内で黒塗りのセンチュリーが運転手付きで走っているのをよく見ました。
年末より新年の「今年もよろしくお願いします」の方が始まり感があっていいなと思うんです。
年始は社長さん同士が挨拶回りで不在で、すれ違うことも多いですけど、会えなくても挨拶だけ済ませるのは、お互い時間を使わないという意味では効率的でもあります。
挨拶回りって、今年の動向を聞いたり、会社の雰囲気を見たり、担当者が変わっているかを知る場でもあるので、情報収集としては大事ですよね。
年始の波と準備
新年早々って、なかなか波に乗れなくて、頭も体も動かないし、気づいたら体重も増えてる、みたいになりがちじゃないですか。
私も1週間くらいしてようやく波に乗って、通常運転になってきました。
今週でひと区切りつきそうではあるんですけど、また準備があります。
来週から新入社員が1名入るので、その準備や家の準備もしなきゃいけなくて、年明けから結構ハードモードです。
こういうのが重なると、スイッチが切り替わらない感じになりますよね。
2027年問題と蛍光灯の現実
電気業界で伝えないといけないのが、照明器具の関係で2027年問題があるということです。
蛍光灯ランプの製造や輸出入が禁止になる流れで、LEDが主流になっていても、旅館や公共施設、学校などにはまだ蛍光灯が多く残っています。
新築は10年以上前からLEDが主流ですが、昔からある施設は予算や設備の問題でLED化が終わっていないところが多いです。
さらに、注文が集中したことでLED器具の納期遅れや入手困難も起きていて、なくなる前にやらないといけないのに物が来ない、という現場としてはしんどい状況があります。
蛍光灯は水銀が絡むため、割れたら大変で、産廃としての処分にも手間と費用がかかります。
昔のように割って捨てることはできず、保護材で包んで回収する必要があり、ただ捨てるだけでは済まなくなっています。
LED化の落とし穴と事故
LEDが出始めた頃は、寿命が長くて明るく、1回変えたら10年、20年大丈夫と言われていました。10年ほど前には安い海外製のLEDが大量に入ってきて、国産よりかなり安く販売されていました。
大きな施設や物流倉庫では、コストを優先して導入した結果、次々に切れる状況が起きました。
倉庫では脚立では対応できず、高所作業車が必要になるため、1台交換するだけでも大きな手間になります。
保証期間が切れると、メーカーが保証できないとして対応をやめるケースも出ています。
また、灯具はそのままでランプだけLEDにする方法も広まりましたが、安定器を外して配線を変える必要があり、灯具自体が劣化していると焼けるなどの事故が起きました。
現在は国から灯具ごと交換するように示され、ランプだけ交換する方法は推奨されない方向になっています。
家庭と資格
一般家庭でも、円盤型で輪っかの蛍光灯を使っている家はまだ多いです。
一方、今の家に多い埋め込み型の照明は、器具ごと交換が必要で、電気工事の資格がないとできません。
その影響もあって、第2種電気工事士の資格を年配の方が取りに来るケースも増えています。DIYをするにしても、電気だけは無資格ではできず、最低限2種が必要になります。
埋め込み照明の交換は街の電気屋さんに頼むしかなく、費用も1万円程度かかることがあります。
ダウンライトでも電球交換できるタイプはありますが、外せない家も多く、今後は資格不要で使える照明やスタンド型の照明、テープライトなどの需要が高まっていく流れになるかもしれません。
ということで、今日は”電気工事の未来”という良いテーマでしたね。
それでは、また来週お会いしましょう。皆さん、今週もご安全に!
話し手
勝谷 篤史
株式会社岡田電気工事代表取締役
義父が経営する岡田電気工事の事業承継のタイミングで業界未経験ながらも転身。現在は同社の代表取締役として皆様のお力を借りなからなんとかやっています。