映画『七つの会議』から得た刺激

先週、二宮さんにおすすめしてもらった『七つの会議』を観ました。最初はドラマ感覚で見始めたんですが、意外と長くて一気に見られず、結局三回に分けて観ました。

でもね面白かったんですよ。刺さりました。野村萬斎さん演じる八角、歌舞伎役者ならではの味がすごく出ていて。ストーリーもああそう来るかっていう意外性があって、一筋縄じゃいかない展開が飽きさせないんですよね。

しかも豪華キャストで、最後の最後に役所広司さんが国土交通省の聞き取り調査でちょい役で出てきたりして、あれは贅沢でした。

昭和感あふれる営業会議に思うこと

営業会議のシーンがすごかったですよね。100人近くいる大部屋で手汗かきそうになる雰囲気。前職では月イチの営業会議がありましたけど、あそこまでメンタルにグイグイ責めてくるものじゃなかったです。

数値目標があってそれに対して月次の進捗報告をして、達成できてなければ対策を発表するみたいな、そんな淡々とした感じでした。

だからこそ、ああいう追い詰め方って、成績上がるものも上がらないんじゃないかと思って見てました。

上層部の苦悩をドラマに重ねて

ただ上の立場になると、株主や親会社からのプレッシャーって本当にすごいんですよね。だから会社内を鼓舞してでも売上を達成しなきゃいけないっていう責任感や焦りを露骨に描いてましたね。

私も会社経営をしている中でちょっとわかる部分もあって、なるほどなと思わされる場面が多かったです。

ドラマ『鉄の骨』と建設業界のリアル

もう一つ池井戸潤さんの作品で『鉄の骨』っていうドラマがあるんです。2020年にやってたもので神木隆之介さんが主演でした。第1話を見ましたけどやっぱり面白かったです。

仕事を取ってくる立場の人、会社を守る立場の人、現場で汗かいて働く人、みんながいて会社が成り立ってるんですよね。

それぞれの立場で抱えている重荷や問題もありますし、見えない風景があるからこそお互いの立場を尊重しながら仕事していくのが鉄則なんだろうなと思います。

ドラマは励まし、現実を変える視点になる

経営やってると色んな問題にぶつかるし、心が沈むことも多いですけど、うちの奥さんが「今あなたの周りで起きてることもドラマだと思いなさい」って励ましてくれたんですよ。

確かに「この先どう逆転していくか」って考えると、ちょっと気持ちも前向きになるんですよね。ドラマの主人公になったつもりで経営をやりなさいって(笑)

児童養護施設との新たなご縁

最近ちょっとご縁があって、児童養護施設と繋がる機会がありました。きっかけは求人目線だったんですが、もともと家族も会社としても「社会貢献をちゃんとやっていこう」って思っていたので、ちょうど私の長女も実習で施設に行っていたりして、いろんな縁が重なった感じです。

夏にイベントがあると誘っていただいて参加させてもらいました。「仕事フェス」みたいな形式で、10社以上の企業がブースを出して、生徒さんたちと直接話すという機会でした。

18歳になったら退所しないといけないみたいで、入所期間中にどういう仕事があるのか、どういう仕事に就きたいのか知ってもらう機会になっています。

模型を使って電気工事を伝える

うちは電気工事の会社なので、「電気ってこうやって点くんだよ」っていうのを小さな模型で見せたり、パンフレットを用意したりして、できるだけイメージが伝わるように工夫しました。

社員が作ってくれたスイッチと照明が連動する模型、あれは反応も良くて手応えありました。もちろん時間も短いし、仕事の内容を全部理解してもらうのは難しいんですけど、雰囲気を掴んでもらえたんじゃないかなって思います。

意識の高い子どもたちに感動

今回印象的だったのは、参加者の意識の高さです。中学生から大学生まで幅広く来ていたんですが、特に女性が多くて驚きました。資格を取って「どこでもやっていけるようにしたい」っていう強い意思を持っている子もいて、本当に感心しました。

うちの子どもたちより、真剣に将来のことを考えているんじゃないかなと思うくらいでした。ひたむきで前向きな姿勢に刺激を受けました。

社会貢献として取り組む

参加してみて思ったのは、これは求人目線というよりは「会社としてできる社会貢献って何だろう?」っていう目線で、今後も取り組んでいきたいなって。

イベントは土日開催が多くて業務に支障も出にくいので、できる範囲で積極的に参加していきたいです。

“ビリビリでんきショック”Tシャツの威力

当日はビリビリでんきショックのロゴがバーンと入ったTシャツを着て行ったんですが、これがまた目立つ(笑)いろんな方から突っ込まれました。「何ですか?そのTシャツ?」って(笑)

でも「何もないよりは印象に残る方がいいでしょ?」って思ってます。ちょっとピエロのように踊らされてる感じですけど、それでその活動が広がるならいいかなって。

社員も楽しめるような企画を

次回の「ビリビリ図鑑」も今準備中で、企画のネタがどんどん溢れてきていて、視聴者の方にも、きっと社員の皆さんにも楽しんでもらえると思います。引き続き、面白くて前向きな企画を届けていきたいですね。

それでは皆さん今週もご安全に。