人生であと1回を残すのみとなった運動会

一番下の子が中学2年になりまして、今週が運動会だったんです。今年の運動会で、子どもの運動会への参加が、いよいよ「あと1回」だけになりました。中学校でも、ちゃんと運動会ってあるんですよね。高校になると親が行かなくなるので、親として見に行くのはもう本当にあとわずかです。

小学校の頃は、運動会って「親が必ず行くイベント」でしたけど、中学になると、だんだん親の姿は減ってくる。でも、それでも思った以上に来てるんですよね。うちの学校、開催が平日なんですが、それでもお父さんたち、休みを取って来てるんだと思います。

27回分の運動会

子どもが3人いるので、小・中と合わせてざっくり27回くらいは運動会に行ってると思います。でも、正直なところ、毎回しっかり参加できていたかというとそうでもなくて、思い返すとちょっと寂しい気持ちにさせたこともあったんじゃないかなと思っています。

もちろん見には行ってたんですけど、朝早く並んで席を取ったり、高いカメラで一生懸命撮影したりっていうのが、なかなかできなかった。そういう準備や情熱を注げなかったな、という反省はあります。間違えて違う子を撮ってしまって、怒られたこともありましたね(笑)。

運動会の季節も中身も変わった

私の頃って、秋の運動会が多かったんですけど、今は春なんですよね。季節の違いもあるし、内容もずいぶん変わってるなと思いました。今の中学校の運動会って、すごく整ってて、なんか“綺麗”になったっていうか。

私の時代は、5段のピラミッドとかガチでやってました。一番下に5人、その上に4人、3人、2人、1人って、全部で5段のピラミッドを作るんですけど、作って終わりじゃなくて、そのまま崩すんですよね。しかも、グラウンドが細かい砂利だったんで、よくケガしてました。

今思うと信じられないですよね。でも、それが普通だった。タワー型のやつもありました。円陣になって1段ずつ立ち上がっていく、そんな高さのある競技もやってました。

いつの間にか短縮版に

昔は、低学年が午前中、中高学年は午後3時とか4時までやってましたよね。でも今は、競技もすごく減ってて、各学年1つの出番しかないんじゃないかってくらい。踊りと障害物競走とリレーで終わり、みたいな。

昔の大玉転がしとか、赤組白組でガチ勝負するとか、そういうのがなくなってて、ちょっと寂しい気もしますね。安全第一なのはわかりますけど。

騎馬戦は戦争だった

今では帽子を取ったら終わり、ってルールが一般的ですけど、私の時代は騎馬戦っていうより戦争に近かったですよね。組み合って、押し合って、殴り合いに近いようなこともして、負傷者も出てました。でも、それが当たり前だったし、なんかそこに勝負の熱さがあった。

今の運動会は、勝っても負けても何も起きない、すごく“綺麗な運動会”です。平和でいいことなんですけどね。少しだけ物足りなさを感じるのも事実です。

規律を学ぶ環境について

うちに今、韓国籍の子が来てるんですけど、兵役を経てるから本当にしっかりしてるんですよ。

彼は今、設計とか施工管理寄りの仕事を任せているんですけど、この時期、会社の駐車場に雑草が増えるじゃないですか。社員で草むしりをすることがあるんですけど、彼は嫌がるどころか、どんどん奥まで入ってやってくれるんですよ。

兵役のときに日課でやってたらしくて、本当にすごいなと思います。マナーとか上下関係への意識も高くて、人間性がしっかり鍛えられてるなと感じました。そういう意味では、ある種の“鍛える場”って必要なのかもしれないですね。

働く理由が、だいぶ変わってきた

私たちの時代って、わりと「お金を稼ぐために働く」っていう感覚が当たり前だったんですよね。

でも、今の若い人たちって、そこにあんまり重きを置いてないというか、それよりも自分がちゃんと認められるとか、活躍できる場があるとか、そういうところに興味があるんじゃないかなと感じます。

やっぱり育ってきた環境も違って、裕福な時代を過ごしてきた分「お金を稼ぎたい」より「自分の時間を大事にしたい」っていう気持ちが強いんでしょうね。

自分らしく働ける場所にしたい

せっかく1日の半分以上を一緒に過ごしてるわけなので、やっぱり楽しく仕事してほしいなって思うんですよね。

自己実現って言うと少し大げさかもしれないけど、それぞれの得意なことを出し合って、お互いの違いを受け入れながら会社としてまとまっていく。そういう組織でありたいなと思っています。

もちろん、時間も手間もかかるし、簡単なことじゃないんですけど、それでも向き合っていく価値はあると思ってます。

親目線と会社目線が重なるとき

最近、自分の子どもたちのことを考えると、この子たちが社会に出たときにちゃんとやっていけるのかなって、ふと心配になることがあります。

入った会社で、上司の人たちはどう見るだろう?って。つい会社の目線で見ちゃうんですよね。そうすると「ああ、もっと教えておけばよかったな」と思う場面も多くて。

社内にも若い社員が多いので、日々勉強させてもらってるなと感じています。

社員の声を活かす採用メディア

このラジオが出る頃には、採用メディアが公開されてると思います。収録の前にも打ち合わせしてたんですけど、会社のことを分かりやすく、楽しく伝えられるメディアを準備しています。

社員のみんなが参加してくれる企画もあるので、自分の得意や、実際の仕事でどう活躍しているかを発信するチャンスになればいいなと。お互いを知るきっかけにもなるし、社内外にとってプラスになるはずだと思ってるんです。引き続き、毎月いろいろ仕掛けていきたいですね。

それでは皆さん今週もご安全に。