社内のルール、実は無駄が多い?

社内にあるルールで、もう形骸化してるものがあるんじゃないかなって話になったんです。逆にそのルールが行動を抑制してたり、不自由な感じになってることもあると思うんですよ。個別のミーティングの中でも思い当たることを挙げてもらったりしてね。

全部のルールが悪いとは思ってないですけど僕自身が知らないルールもあるかもしれないし、昔作ったけど誰も覚えてないようなルールもあると思うんです。そういうのを洗い出して、少しでも楽に仕事できるようにしたいなって。無理のない働き方、大事ですよね。

最近作ったルールも見直し対象

最近、ここ数年で作ったルールの中にも「これ、もういらないんじゃない?」って思うものが出てきたんです。

一部の社員が守れなかったことで作ったルールが、今ではもう皆できるようになってたり、そもそもその人がいなかったり。そうなると、そのルール、必要?ってなるじゃないですか。

高速インター記録の廃止と日報の見直し

これまで日報には「どのインターで乗って、どこで降りたか」を記載してもらっていましたが、現場を複数回る人にとっては非常に手間がかかる作業でした。特にスマホで入力する際は、スクロールや選択に時間がかかり、紙に比べて負担が大きくなっていました。

そこで、現場名や作業時間といった必要な情報は残しつつ、細かすぎるインター名の記録は省略することにしました。総務・経理側で最終的な集計は行うため、現場作業者の負担を減らす方向で運用を見直しています。

現場と管理、それぞれの負担のバランスをとりながら、実務に即した運用へと改善を進めています。

LINEでの休日出勤連絡、廃止へ

休日出勤するときには紙で届出を出してもらってたんですが、なかなか出してもらえないことも多くて。LINE WORKSで「明日出ます」とか送ってもらうだけでもいいかなと思ったんですけど、それも面倒って声が出てきて。それならLINE報告もルールから外そうかって話になりました。

スマホの申請に慣れてる人もいれば、紙の方が早いって人もいる。1日中同じ現場にいる人はスマホの方が楽。でも、複数現場に移動する人にとっては紙の方が断然効率的。このあたりは職種とか働き方によって変わってくるので、一律じゃなくて柔軟に対応していきたいですね。

上長チェックも思い切って廃止

今までは日報を上長がチェックしてたんですけど、それも負担になってきたんです。実際、日報も正確に書いてくれるようになったし、ミスも減ってきたので上長チェックはやめました。

直行直帰も今のところそんなに多くないので、社員の行動予定はある程度把握できてるんです。紙で確認しなくても、実際の動きを見ればわかるっていうケースが多い。だから今は紙ベースでの上長チェックまでは必要ないかなって判断しました。将来、会社の規模がもっと大きくなったらまた変わるかもしれませんけどね。

フェーズによってルールも変わる

フェーズが変わると、必要なルールも変わってくると思ってます。だからこそ「今のこのルール、本当に必要か?」っていう視点は常に持っていたい。

定期的にじゃなくても、不定期にでもいいから、見直していくことが大切だと思ってます。小さな見直しでも積み重ねが大きな働きやすさにつながるので。

ルールは誰のため?の視点を忘れずに

やっぱり、ルールって誰か一人の行動からできることが多い。でも、それが全員を縛ってしまうのは避けたいんです。

真面目にやってる人からすると「なんでこんなことまでやらないといけないの?」となってしまう。それって制度として本末転倒じゃないですか。今、本当に必要なのかを見直すことが大事です。

経営側への“怒り”が生まれる前に

ルールって理由がわからないと経営への不信感にも繋がるんですよね。「誰がこんなこと決めたんだ!」って。

でも実際には、そのルールの原因になった人はもういないことも多い。だからこそ背景をちゃんと共有しておく。そうすれば社員も納得できるし、不要なルールなら撤廃もしやすくなると思います。

無駄なルール、まだまだあるかも

今回は“無駄なルール”というテーマでいろいろ話しましたけど、まだまだあると思うんですよね。他の会社のルールを聞いて「うちもそうかも」って気づくこともあるし。

だから、今後もこういうテーマで話す時間はすごく大事にしたいなって思ってます。とにかく、働きやすくしていきたいです。

それではみなさん、今日もご安全に。

話し手

勝谷 篤史

株式会社岡田電気工事代表取締役

義父が経営する岡田電気工事の事業承継のタイミングで業界未経験ながらも転身。現在は同社の代表取締役として皆様のお力を借りなからなんとかやっています。