春の皇居で、偶然の花見体験

春があっという間に駆け抜けていきましたよね。今年は花見らしい花見もしてなくて。珍しく外出する機会があって奥さんと一緒に皇居に行ったんです。そしたら、やたら人が多くて、あれ?なんで?って思ったら、その日だけしか開放されない門がありました。

坂下門から乾門までのルートが通れるという、一方通行の特別開放日だったんです。すごくいい景色で、厳重なチェックはありましたけど春の空気を感じられて良かったです。今年唯一の花見、それが。

夏が来れば、空調服の季節

今日の収録は4月18日なんですけど千葉はもう25度くらいで夏日ですよ。夏が来ちゃいましたね。夏になると業界では“熱中症”ってワードが出てきて、会社にも「ちゃんと対策しなさいよ」っていうお達しがありました。

空調服を支給したのがもう2年ぐらい前なので、今年も支給しようと思っています。実は空調服って電圧が全然違うんですよね。昔のバッテリーは9ボルトでしたが、今は24ボルト。風量がまったく違います。

空調服とペルチェベストは争奪戦

最新の空調服を注文しようと思ったんですけど、納期がまさかの8月初旬。もう夏、終わってるじゃないですか。だから型落ちのモデルを探して、なんとか在庫を見つけて手に入れました。

あと、今年はペルチェベストも話題で。これは風じゃなくて冷やすタイプのベストなんですけど、3万円ぐらいするのに超人気でネットでは予約終了。たまたま近くの店舗に在庫があったので買えましたけど、かなりラッキーでした。今はもう「年明けすぐに動かないと手に入らない」っていう時代になっていますね。

冷感グッズの好みは人それぞれ

でもね、ひんやりするのが苦手な人もいるし、風がいいっていう人もいる。何もつけたくないって人もいますし、充電が面倒っていう意見もあるんですよ。

だから会社としてはアンケートをとって空調服が欲しい人、バッテリーだけ欲しい人、ペルチェベストが欲しい人っていうふうに分けて選べるようにしました。みんなが納得して使える形にしたかったんです。

熱中症対策は“命を守る備え”です

今の現場って仮設事務所にエアコンが付いてたり、冷水機や氷が置かれてたりと、以前に比べて本当に整ってきたと思います。昔は「そんなの現場にはないよ」って感じでしたけど、時代とともにちゃんと変わってきてるんですよね。

熱中症ってほんと命に関わる問題じゃないですか。労災になれば現場が止まっちゃうし、人の安全が第一です。だから会社としても、できる限りの対策は取っていきたいと思ってます。

ただ、全部を支給すればいいっていう話でもないんですよ。工具や装備も、会社支給のものと自分の好みで揃えたい人とがいて、そこはうまくバランスを取りながらって感じですね。

道具はこだわりと支給のバランスで

会社で用意したものでも「自分はこれ使わないよ」っていう人も中にはいます。メーカーの好みだったり、使いやすさの感覚だったりって人によって違うんですよね。

だから、なるべく社員の意見を聞いて「これは必要だな」と思ったものを取り入れるようにしてます。全員にフィットするっていうのは難しいですけど選択肢を持たせるようにしてます。

社員向けのワンコイン朝食支援

あと、熱中症の予防って実は朝ごはんをちゃんと食べることも大事なんですよ。朝食を抜くと体の循環がうまくいかなくなって、暑いって感じたときにはもう遅い、すぐに熱中症になっちゃう。だから「ちゃんと食べてきてね」ってよく言ってるんですけど、意外と食べずにくる社員も多くて。

それで、会社で冷蔵庫と冷凍庫を用意して100円で食べられるようにしてるんです。冷凍ライスバーガーやヨーグルトなんかを総務が買ってきてくれて、それを朝に出勤してきた社員が買えるようにしてます。福利厚生の一環です。

冷凍ドリンクで暑さに備える

冷凍庫のほうには凍らせたアクエリアスとか、片手で飲めるゼリー状のドリンクも入れてます。朝に持っていってもらえば昼頃には溶けてちょうど飲める状態になるので、なかなか好評ですね。

ペットボトルに水を入れて凍らせて持たせるっていうのも、去年ぐらいからやってるんですけど、これも好評です。冷たさが長持ちするし荷物にもなりにくい。

やっぱり現場って夏になると一気に気温が上がるじゃないですか。4月でも突然35度を超えたりすることもあるので、準備は4月中にしておかないとダメなんですよ。最近はそういうスケジュール感です。

夏の現場に備える4月

業界的にいうと年度末の2月・3月が一番の繁忙期なんですけど、夏は年によってばらつきがある感じですね。今年は6月〜7月くらいから現場が増えてくるかなって見込んでます。

秋冬まで続く現場もあるので、夏は本格的に動き始めるタイミングでもあるんですよ。だから、空調服とか冷感アイテムの準備は4月中が勝負です。

災害時に備えるBCPという考え方

あと、夏といえば台風や災害も気になりますよね。最近では企業の間でもBCP(事業継続計画)って言葉がよく出てくるようになってきました。要は「災害時にどう備えるか」ということです。電気が止まったときに経済活動が止まらないようにとか、社員の安全をどう守るかとか、そういう計画を立てておくことが大事なんです。

BCP対策としては、太陽光パネルを付けておくとか、蓄電池を設置するとか、あとはシンプルに発電機を備えるっていうのもあります。特に介護施設からの問い合わせが多いのが「この部屋だけでも空調が使えるようにしたい」という要望です。夏の暑さとか、冬の寒さのなかでエアコンが止まるっていうのは命に直結しますからね。

会社の備えはポータブル電源と非常食

個人的な災害対策としてはキャンプ用のポータブル電源を持っているんですけど、会社にもいくつか発電機を備えています。事務所の電源くらいだったら、それでなんとかなるかなって。

あと、食料の備蓄もしています。社員の生活や安全を守るっていう意味でも、会社として最低限の備えは必要だと思っていますね。

雑談から見える“会社としての覚悟”

今回のラジオ、夏をテーマに話してたはずなんですけど、熱中症対策から災害、BCP、発電機、備蓄食料まで思いがけず広がりましたね。

でも現場に立つ人たちを守るっていう点では全部つながってると思っています。空調服を用意するのも、冷凍アクエリアスを渡すのも、非常食を備えるのも全部「会社として人を守るためにやっていること」です。

このラジオ、最後は「ご安全に」で終わるのがルールなんですよ。日々の現場でも、日常の中でも、まずは安全第一。その上で快適に働けるように、できることは全部やっていきたいと思ってます。

それではみなさん、今日もご安全に。