編集の魔力を感じた瞬間
ラジオの第0回・第1回を自分でも聞いてみたんですが、正直、あれだけグダグダに喋ったのに、編集の力ってすごいんですよね。実際、自分で聞いてみて「ちゃんと聞けたな」って思ったんです。自分がリスナーになってる感じでした。
ラジオのサムネイル、僕が頭抱えてる写真をうまく選んでもらって。あれね、ちょっとこだわりがあって「スーパーサイヤ人2」のビリビリ感をイメージしてます。悟空がスーパーサイヤ人2になったときの、青い稲妻が体を走る感じ。
自分だけじゃなくて、周りの力でこうやって番組が仕上がっていくのって、本当にすごいことだと思います。世の中の芸能人もみんなそうなんだなって。個人の能力だけじゃなくて、テレビも、音楽も、映像も、全部そうですよね。
だからこのラジオも、僕らが思ってた以上にかっこよくなってるっていうのが、嬉しかったんです。編集の魔力、やっぱすごいです。
工業高校との交流イベントに参加して
今週、千葉の電気工事店が集まる組合が主催してるイベントに参加してきたんです。工業高校の電気科の1年生たちと交流するやつで、もう来月から2年生になるっていう時期ですね。組合の青年部のメンバーで45歳前後、私みたいに後継やってる人たちが集まって、電気工事の魅力とか、働くってどういうことだろうってテーマで、1時間半くらい話すんですけど、今年の子たちはテンション高かったですね。
僕らが普段使ってる工具や電線を持ち込んで、展示したり、電動工具でケーブルを切ってみたり、実演したんですよ。そしたら「うわ、すごい!」「先生これ買いましょうよ!」って(笑)。授業では主導の工具ばっかりだと思うんですけど、プロが使う道具はやっぱり効率が違うって実感してくれて。こういうリアクションがほんと嬉しくて、逆にこっちが学ばせてもらった気がします。
電気がない世界を知らない子どもたち
東日本大震災のとき、電気がなくて困ったっていう話をしたんですよ。でも、生徒たち全員「記憶にない」って言うんです。14年前だから当時3歳とか2歳とか。もう、そっか…って。
電気がないと、水も出ないし、ガスもダメで、シャワーも浴びれない、スマホも充電できない。そういうことを話して、ようやく「電気って大事なんだ」って伝わったんですけど、ジェネレーションギャップを感じましたね。
鉄道とガンダム、意外な高校生の趣味
自己紹介の時間に生徒たちが好きなことを話してくれたんですけど、上位3つがアニメ・ガンダム・鉄道だったんです。意外じゃないですか? YouTubeとかゲームじゃなくて。
で、電気科の生徒だからかなって思ったんですよね。親が電気の仕事してるから来たって子もいて、電気や機械への理解が深いんだなって。こういう専門的な道に進んでる高校生がいるって、すごくいいなって思いました。
Nゲージへの愛が止まらない
私も鉄道模型、Nゲージが大好きなんですよ。昔、いとこの兄ちゃんの影響でハマったんです。Nゲージってめちゃくちゃ高いんですよ。子どもが手に入れるには無理な金額。でも、大人になった今はちょっとずつ買える。場所は取れないですけど、やっぱりあれは最高ですよ。
私が持っているのは身近に走ってる鉄道のNゲージです。西武鉄道とか東武鉄道とかJRとか。あの四角い顔の在来線が好きなんです。黄色いラインが入ったやつとか、ああいうのってリアルでいいんですよ。子供の頃ってトミカのプラレールから始まるはずなんですけど、私、最初にNゲージを見ちゃったから、もう戻れなかったんですよね。音がまたいいんですよ。ガタンゴトンって、金属音がリアルで。
ガンダムと電気工事の接点
ガンダムの話もしたんですけど「あれ、どうやって動いてるんだろう?」っていう疑問、電気工事やってる人間としては気になるんですよね。
最近、ニュースで見たんですけど、モビルスーツみたいな高所作業車があるんですよ。しかも、もう実用化されてて、西日本旅客鉄道で導入されてるんです。下の操縦席からVRゴーグルで視点操作して、腕を動かすと上のロボットの手が動くっていう。夢みたいな話が現実になってるんです。
人型ロボットが実用化されている
その会社の名前がまたすごいんですよ。「株式会社人機一体」って言うんですけど、もうガンダムの世界観そのままじゃないですか。しかも開発したのが「ドクター金岡」っていう名前の社長。いや、かっこよすぎるでしょ(笑)。こういうのって、遊びが仕事になってる証拠ですよね。遊び心があって、本気でモノづくりをしてる。夢を実現してるっていうのが、やっぱりすごいなって思いました。
やっぱり好きなことがある人って、仕事に対しての探究心が違うんですよね。電気の世界って、ガンダム好きとか、鉄道好きとか、そういうオタク気質の人がハマるんですよ。うちの会社にもガンダム好きがいて、デスクに5機置いてます(笑)。
電気の知識が活きる瞬間
電気の知識って日常生活でもすごく役立つんですよ。たとえば「この部屋にもう一個照明つけたいな」とか「ここにコンセントがあったらいいのに」とか、そういう時に自分でさっと対応できる。もちろん資格が必要ですけどね。
タコ足配線とかでごちゃごちゃするより、ちゃんと電気工事士として美しくやれる。そういうスキルがあるって、すごく便利なんですよ。
見た目と安全性のバランス
最近の中国製のLED照明の動画でめちゃくちゃ不思議なデザインのやつがありました。でもプロから見ると注意点もあって、日本にはPSEマークっていう安全規格がありますよね。あれがないと、見た目がいくら良くても危ないこともあるんです。
施工をしっかりやっても機器自体に不備があると火事の原因になったりしますから。だから見た目のかっこよさと安全基準って、両立しなきゃいけないんですよね。そのあたり、一般の人には伝わりにくい部分だと思うので、こういうラジオで話せるのはすごく意義があるなと思ってます。
電気オタクラジオ、始まってます
なんか気づいたら、このラジオ、どんどん「電気オタクラジオ」になってきましたね。秋葉原的というか。もうね、サブタイトルつけたいくらい。「電気オタクラジオ:秋葉原支店」とか(笑)。
でも、こういう自由な感じ、僕は好きなんです。テーマを決めつつも、話がどんどん広がっていく感じ。最高です。
趣味を語れる仲間と一緒に
趣味を語れる仲間がいるって、やっぱり大事なんですよ。たまたま電気の仕事に就いた人より、Nゲージが好きとか、ガンダムが好きとか、そういう動機の方がよっぽど深く入り込める。
仕事の中で得た知識を趣味に活かせたり、その逆もある。知識の循環ができるんですよね。そういう人材が増えてくれると、この業界もっと面白くなるんじゃないかと思ってます。