最初は電動工具に頼らず、あえてドライバーを使って作業。手の感覚を養いながら、職人としての基本を少しずつ覚えていきました。
月刊ビリビリ図鑑|2026年5月号
千葉に、くらしにあかりを灯す国あり。名を岡田電気工事。未経験から国を継ぎし勝谷しゃちょうのもと、新人勇者たちは図面と工具を武器に人々の当たり前を守る冒険へ旅立つ。
(岡田電気工事入社)
入社初日は勝谷社長から会社の理念やこれまでの歩みを聞くところから始まります。勤務ルールや日報の書き方、電気の基礎、安全教育まで学び、現場へ出るための準備を整えます。
建設工事やリニューアル工事の中で配電盤・照明・コンセント・電力機器などに対して、配線や機器の接続を行う電気工事の仕事。現場ではどんな作業から始まり、どのように仕事を覚えていくのか。岡田電気工事で職人として成長していく、入社後1年の流れを見てみよう!
入社3年目。仮設電気の体力仕事から始まり、器具付け、仮設工事の単独対応、現場でのコミュニケーション向上と成長著しい若手職人。
入社11年目の現場職人。新人教育を担当。新人を仮設から育て、配線・器具付け・現場対応まで導きます。
仮設電気のポール設置や地中埋設など、体を使う作業からスタート。先輩に見せてもらい、実際にやってみて、直してもらいながら少しずつ覚えていきます。
最初は電動工具に頼らず、あえてドライバーを使って作業。手の感覚を養いながら、職人としての基本を少しずつ覚えていきました。
コンセントやスイッチ、照明器具の取り付けにも挑戦。完成に近い建物の中で作業するため、壁や天井、器具を汚さないように気を配りながら進めていきます。手袋を替える、手を洗う、汚れた手で触らない。小さな注意を積み重ねながら、繊細な作業に慣れていきます。
汚れた手で壁に触れない、器具も汚れた手で扱わない。汚れを残さないように気をつけながら作業します。
こうやってやるんだよっていうのを見せてから、じゃあやってみてねみたいな感じで。
現場での配線作業へ進みます。最初はユニット配線のように、あらかじめつなぎが終わっているものを決まった場所へ持っていく作業から覚え、徐々に在来配線のように自分たちで考えてケーブルを引いていく作業へステップアップしていきます。
頭も使うけど体力も使う!
最初にユニット配線を覚えてもらった後に、在来配線を覚えてもらうみたいな。
簡単な仮設工事や現場を少しずつ任されるように。準備や確認、管理担当者との打ち合わせも経験しながら、1人で現場を見られる職人を目指していきます。
初めて任される現場では、不安や緊張もあります。分からないことをそのままにせず、すぐに確認しながら進めることも大切な力です。
分からないことはすぐに確認!うやむやにして後に回さないように心がけていました。
1人で現場を任せられる逸材になってもらうために、自分たちは教えています。
岡田電気工事の1年目は、仮設電気から始まり、器具付け、配線、そして少しずつ現場を任される流れで進んでいきます。
作業を覚えるだけでなく、返事や挨拶、メモを取ること、分からないことを確認すること、他の職方さんと話すこと。そうした一つひとつを積み重ねながら、現場で信頼される職人を目指していきます。
他の職方さんとも柔らかい雰囲気でほがらかに話せるTATSUYAさんからコミュニケーション能力を学びました。
1人で現場に入るには、作業スキルだけでなく現場での打ち合わせや他業者とのやり取りも必要。そのため、コミュニケーション能力も大切です。
施工管理は、図面作成や申請、施工写真、現場確認を通して、電気工事が正しく進むように支える仕事です。入社後はどんなことを学び、どのように現場を見られるようになっていくのか。岡田電気工事で施工管理として成長していく、1年目の流れを紹介します。
2025年2月に派遣で入社し、同年12月に正社員化。韓国出身。施工管理を担当。『周りが優しく教えてくれる』『偏見や差別がない』という職場環境そのものが支え。後輩に伝えるなら『安心して覚えていける環境がある』。
2025年5月に派遣として入社。施工管理を担当。『元請けからもらった図面と自分の図面をちゃんと揃えないとだめ』という先輩の言葉が強く残っている。後輩に伝えるなら『自分で必要だと思ったところまで進めてみる』。
中途入社16年目。最初は職人、その後施工管理へ。現在は施工管理側の新人教育も担当。辛いことが多い仕事だからこそ、完成の面白さや図面が現場で役立つ喜びを感じて、電気を楽しんでもらいたい。
入社後は、まず電気工事の基礎や安全面、施工管理と職人の違いを学ぶところからスタート。図面の読み方や建物ができるまでの流れを知り、施工管理として現場を見るための土台をつくっていきます。
東電申請やCADにも早い段階で触れ、紙に手書きで練習しながら、電気の線がどこを通るのかを少しずつ覚えていきます。
施工管理として最初の仕事は図面作成と東京電力への申請業務です。
最初は用語も電気知識も難しく、覚える量が多かったです。
図面の読み方と、建物ができるまでの流れをまず覚えてもらわないといけないので。
最初に行うのは、図面上で電気の流れを整理する「複線図」を書くこと。そのうえで、スイッチ・コンセント・照明を実際につないでみる配線体験で電気の仕組みを体感します。
机の上に置けるサイズの簡易キットを使い、自分で配線した回路で電気がつくかどうかを確認。図面で描いた内容が、実際の電気の動きとどうつながるのかを、その場で理解していきます。
施工図作成や施工写真の撮影など、施工管理らしい仕事にも挑戦。CADを使って照明やコンセント、配線ルートを書き込み、職人さんが作業しやすい図面をつくっていきます。
施工写真は、工事の内容を建築会社へ伝える大切な記録。撮るタイミングを逃すと後から撮れないこともあるため、現場の進み方を見ながら動く力が必要になります。
CADは触ったことがない状態からのスタートでした。最初は図面の線のどれが壁なのかも分からず、コンセントが空中に浮いているような図面になってしまうこともありました。
1件の現場を1から器具付け、電気がつくところまで通して経験する流れを繰り返していきます。最初から最後まで経験することが大切です。
半年ほど経つと、現場に出る機会も増えていきます。墨出し、施工写真、自主検査などを経験しながら、図面の中で見ていたものが実際の建物でどう形になるのかを学んでいきます。
最初は何が問題なのか分からないこともありますが、1つの現場を最初から最後まで見ることで、電気工事がどのタイミングで関わるのか、他の業者とどう連携するのかが少しずつ見えてきます。
先輩から元受けさんの図面と自分が書いた図面の内容をきちんと揃えること、どちらが正しいのか分からない状態にしてはいけないと教わりました。施工図は責任感のある仕事なんだと実感しました。
新人がつまずきやすいのは、完成形のイメージがつかないことです。図面だけでは分かりにくいので、1つの現場を最初から最後まで経験して、建物ができる流れを見てもらうことが大切だと思っています。
現場に出る機会が少しずつ増えていき、墨出しや施工写真も経験しました。職人さんの仕事を横で見ながら、工事がどう進んでいくのか、管理側がどこを見ているのかを少しずつ覚えていった感じです。
現場に出る機会が少しずつ増えていき、墨出しや施工写真も経験しました。職人さんの仕事を横で見ながら、工事がどう進んでいくのか、管理側がどこを見ているのかを少しずつ覚えていった感じです。
自分が書いた図面で建物が形になり、図面通りに照明がついているのを見た時は感動しました。なんとか形になってよかった、という気持ちがありました。
ある程度任せられる部分も増えてきてるんですけど、やっぱ1年じゃ全部任せるってのはできないかなっていうイメージですね。
施工管理の1年目は、電気工事の基礎から始まり、東電申請、CAD、施工写真、現場確認へと少しずつ広がっていきます。大切なのは、図面だけを見るのではなく、現場で何が起きているかを知ること。職人さんが作業しやすい図面をつくり、建築会社や他業者との流れを理解しながら、現場全体を見られる施工管理を目指していきます。
最初は小さな物件の図面から始まり、慣れてくると大きくて複雑な建物の図面にも挑戦していきます。物件ごとに難しさが変わるので、経験を積みながら少しずつレベルアップしていきました。
完璧な図面、指摘一つない図面を書きたいなっていう目標はあります。3年以内に「ばっちりだね」って言われる図面を作りたいです。
電気の仕事は、1から少しずつ作っていって、最後に電気がつく瞬間を見られるのが面白いところです。施工管理としては、自分が書いた図面を職人さんに「見やすかったよ」と言ってもらえることも嬉しいです。
新人side
リョウヤ
電気工事って電線や照明器具やコンセントをつけるイメージが強かったのですが、地面を掘るような体力仕事もあることを知りました。
先輩side
タツヤ
最初に教えるのは返事と挨拶。仕事を教えた相手が本当に理解しているのか確認します