静かな収録室でスタートした今回
さぁ、始まりましたビリビリでんきショック。今日はいつもよりテンションが低いって言われたんですけど、そんなことないんです。明日から少し眠い時期に入るというか…。
いま静かな部屋で収録しているので、ちょっとジャズでも流れてそうな落ち着いた声になっちゃうんですよね。ラジオになると音楽もつけてもらえるんですけど、収録中は本当に無音なので、一人だけテンション上げるのはなかなか難しいんです。
でも、せっかくなので上げていきます。はい。
J2終盤、サポーターとしての複雑な心境
今日は時期的な話で、収録時点だと11月下旬なんです。
私が応援しているJ2のジェフユナイテッド市原・千葉が、いま優勝と昇格をかけた大事な終盤戦を迎えていて…。
もう16年くらい2部から抜け出せてないんですよ。期待はめちゃくちゃ高まるんですけど「今年もダメだった」ってなりそうな気もして、サポーターとしてドキドキしてます。
選手の企業訪問で聞いた“プロの育ち方”
シーズン終盤なのに、選手が企業訪問をしてくれるんです。
夏にもチャンスはあったんですけど予定が合わなくて、今期は無理だと思っていたんです。
でも終盤に2名の選手が来てくれて、せっかくなので色々質問させてもらいました。
子どもの頃どんなことしてたのか、とか。プロになる人って何が違うのか、気になるじゃないですか?闇雲に練習するだけじゃ到達できない世界ですし。
“光の当たる場所に行く”という覚悟と出会う人で人生は変わ
印象的だったのが「常に光の当たる場所に行くようにしてました」という言葉でした。競争の激しい環境を選ぶってことですね。地元に留まらず、静岡、東京、大阪…いろいろ移動してチャレンジしてきたそうで。
環境に愛着を持ちすぎず、常に競争のある場所に身を置く覚悟。サッカー選手じゃなくても、これってすごく大事な姿勢だと思ったんです。努力しました、とかじゃなくて、光の当たる場所に行く。これは響きました。
もう一つは「誰と出会うかが大事」という話でした。どんな監督に導かれるか、どんな選手と一緒にプレーするか。出会う人で未来は大きく変わる。
スランプのときにしかできないこと
質問の中で一番刺さったのが「スランプの過ごし方」でした。今のジェフは固定メンバーが少なくて、調子によってスタメンが大きく入れ替わるんです。
だから、前の試合で出ていても次はベンチ外なんてことも普通にある。私だったら結構落ち込むと思うんですけど、選手はどうしてるのか気になって聞いてみました。そしたら「スランプの時にしかできないことをやる」と言うんですよ。
出られない日にも“やるべきこと”がある
例えば、試合に出ていたらできないような練習に取り組むとか、観客席から仲間に声援を送るとか。
本当に出場できない立場だからこそできる役割がある、と。怪我していても観客席から仲間を応援する姿を見たことがあって、あれもその一つなんだと思いました。
そう考えると、スランプを前向きに捉えるって本当に大事なんですよね。仕事でも経営でも、調子がいい時ばかりじゃないですし。
とことん落ちきってから戻るという方法もある
もう一人の選手は真逆で「とことん落ちます」と言ってました。もう落ちるところまで落ちる。
でも根底に“サッカーが大好き”という軸があるから、落ちきった後に自然とまた練習場に戻っていける、と。これはこれでめちゃくちゃ人間らしいなと思ったんです。
好きという気持ちが支えてくれるパターンですね。スランプに入ったとき、この言葉は私も思い出したいなと思いました。
仲が良いチームが強い理由
最近のジェフは選手同士の仲がすごく良いんです。昔はピリついていた時期もあるんですけど、いまはベテラン勢が若手に積極的に声をかけたり、雰囲気が柔らかい。
それがチームの強さにつながってるそうなんですよね。サポーターとの関係もすごく良くて、負けてもジリジリ責めるような空気がなくて。
「悔しいけど次いこう」みたいな前向きさがあるんです。これって選手にめちゃくちゃ届くらしくて、心が折れそうでも立ち直れる理由になるんですよ。
最後まで諦めないサポーターの空気
0対2で負けてても、サポーターが最後まで応援を続けるんです。私だったら諦めちゃいそうなのに、今のサポーターは本当にすごい。
選手の名前を呼んで声援を送り続ける。それがちゃんと選手に届いて「もっと頑張ろう」ってなるらしくて。
負けても選手がスタンドに挨拶に来ると、サポーターも「また頑張れよ」って声を返すんですよね。厳しさ一辺倒じゃない、支え合う関係になってきているのを感じます。
マネジメントとして見える学び
もちろん、ただの仲良し集団になったらダメだし、馴れ合いは強さを崩すじゃないですか。
でもジェフを見ていると、ちゃんと競争しつつ仲も良いという絶妙なバランスが保たれている感じがします。監督も熱血タイプではないんですけど、チーム状況をよく整えているんでしょうね。
選手一人ひとりが高い意識をキープしたまま試合に臨めるようになっている。それって経営にもそのまま応用できる考え方だなと、見ながら感じてます。
プロ選手からもらった学びを経営に
今回の訪問は本当に良い機会でした。選手の言葉には、競争の中で生きてきた人じゃないと言えない重みがあって。
光の当たる場所に行くこと、スランプをどう捉えるか、誰と出会うか。どれも経営にそのまま使える学びでした。
J2優勝、J1昇格、ぜひ叶えてほしいです。私もチケットが取れなくてもDAZNで応援してますし、皆さんも興味があればぜひ応援してほしいなと思います。
それではみなさん今週もご安全に。
話し手
勝谷 篤史
株式会社岡田電気工事代表取締役
義父が経営する岡田電気工事の事業承継のタイミングで業界未経験ながらも転身。現在は同社の代表取締役として皆様のお力を借りなからなんとかやっています。